2016年6月15日水曜日

BSD、ハイテク企業の拠点建設


ブミ・スルポン・ダマイ(インドネシアの不動産開発大手、BSD) 首都ジャカルタ郊外にインドネシア版「シリコンバレー」をつくる計画に着手した。国内のスタートアップ企業やハイテク企業を集積させたい考えだ。

 華人系インドネシア財閥のシナルマス・グループ傘下で不動産開発を手がけるBSDは、今年に入って計画作りに着手し、国内企業に「BSDシティ」へのオフィス移転を呼びかけていることを明らかにした。

 BSDシティはバンテン州南タンゲラン市の6000ヘクタールに広がり、居住・商業・産業用の各地区からなる。

 その全域をデジタル化して「スマート・デジタル・シティ」に変える大がかりな作業とともに、BSD版のシリコンバレー化の開発も進められている。
 インターネットを最大1ギガビット/秒に高速化する光ファイバーケーブルの敷設や、20万人の居住者のあらゆるデジタルサービスを統合するモバイルアプリの開発が含まれる。



 BSDシティにはデータセンターも備えられ、「世界最大規模のクラウドサービスの一つ」につながっていると、最高技術責任者(CTO)のイルバン・ヤスニ氏は4月28日、Nikkei Asian Reviewに語った。

 同氏は「運営費がとても高くなる場合もあるデータセンターをハイテク企業が自社で建てる必要はないということだ」と語った。

情報元:日本経済新聞

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