2015年12月14日月曜日

インドネシア政府がマノーに20億円のシート料を約束



2015年のGP2シリーズをランキング4位で終えたインドネシア人ドライバーのリオ・ハリアントに、2016年にF1デビューするチャンスが巡ってくるかもしれない。

『Sindo News(シンド・ニュース)』、『Sidomi News(シドミ・ニュース)』、『CNNインドネシア』などのメディアが報じたところによれば、インドネシアのスポーツ担当大臣であるイマム・ナラウィがマノー・マルシャに対し、ハリアントのシート料として1,500万ユーロ(約19億9,000万円)を支払うことを約束したという。
ナラウィがマノー・マルシャのオーナーであるスティーブン・フィッツパトリックに対して保証書を送付していたことが明らかとなったものだ。
『CNNインドネシア』は、この件が明らかとなる前、ナラウィがジャカルタでハリアントとその両親と面会していたと伝えている。
ハリアントのマネジャーを務めるピアース・ハニセットはこの報道を認め、次のように語った。

「インドネシアにとっては素晴らしいことだ。我々もこれから懸命に取り組むつもりだし、リオが来年本当にF1で走ることができることを願っているよ」
ハリアントは2015年F1最終戦アブダビGPの翌週にヤス・マリーナ・サーキットで行われたタイヤテストにマノー・マルシャから参加していた。そのとき、ハリアント本人は次のように語っていた。

「非常に競争の激しいGP2でのシーズンを終え、自分がどれほどドライバーとして成長したかを示すのを待ちきれないよ」
マノー・マルシャではまだ2016年のドライバー体制を発表していないが、現時点では2015年にドライバーを務めたウィル・スティーブンス、アレキサンダー・ロッシ、ロベルト・メリー、そしてメルセデスの秘蔵っ子と呼ばれるDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)史上最年少ドライバーとなったパスカル・ヴェアラインなどの名前が候補に挙げられている。