2016年6月30日木曜日

インドネシアから世界へ、初挑戦!「トップライダーと走れるの楽しみ」


インドネシア出身で若干22歳のユディスティラ。今季はアジアロードレース選手権に参戦。マレーシア・セパンで行われた開幕戦のRace2で2位表彰台を獲得。続く母国インドネシアでの第2戦Race1では見事優勝を飾った。その活躍が評価され、いきなりの第3ライダーにワークスチームに抜擢。柳川明、渡辺一樹といった全日本ロードレース選手権でカワサキのエースとして戦うライダーたちと共に8時間を走ることになる。


「この場に来られて凄く光栄。素晴らしい機会を与えてくれたカワサキの皆さんにお礼を言いたい。普段はST600でレースをしていて、合同テストの直前にも鈴鹿で第3戦を戦った。そこから一気に1000ccのバイクを乗ることになりビックパワーに刺激を受けている。もっと練習してチームに貢献したい」。

彼も世界の舞台を目指す若手ライダーの1人。今回は元世界王者のケーシー・ストーナーをはじめ世界の舞台で活躍するトップライダーが集結。その場に自分も参戦してバイクに乗れるという部分には興奮している様子だった。


「ストーナー選手たちと一緒に走れると思うと非常に興奮するし、柳川選手や渡辺選手といった素晴らしいライダーと一緒に組んで8耐に参戦できるのは幸せな気分。だから限られた時間の中でもっともっと練習してチームの力になれるよう努力したい」。

それでも7・8日に行われた公開合同テストでは、大半が雨でウエットコンディションとなってしまったが、唯一ドライで行われた2日目の午前には徐々にペースを上げ、柳川、渡辺のタイムに少しずつ近づく走りをみせた。これには釈迦堂利郎監督も高く評価しており、ユディスティラも含めた3人体制で8時間のスティント割を考えていきたいと語っていた。


こうして世界のトップライダーが集まる鈴鹿8耐は、世界中から注目を集めるイベント。過去にここで結果を残して世界の舞台へ挑戦するきっかけを掴んだライダーも多い。もちろん彼にとっても本番での結果次第では、ワールドスーパーバイクやMotoGPなどへ挑戦する道も開けてくるかもしれない。

インドネシアからアジア、そして世界への切符を掴もうとしているユディスティラ。来週はどんな走りをみせてくれるのか注目だ。

情報元:RESPONSE

0 件のコメント:

コメントを投稿