2016年7月22日金曜日

外国漁船の大量爆破を予告=独立記念日に“見せしめ”


2016年7月21日、環球時報によると、インドネシアのスシ・プジアストゥティ海洋水産相はこのほど、これまで拿捕(だほ)した外国漁船71隻を8月17日の独立記念日に爆破処理する考えを示した。中国漁船3隻も含まれるとみられている。


今年はインドネシアの独立71周年に当たる。中国社会科学院の研究員は、独立記念日に合わせた漁船爆破について、「違法操業の取り締まりは、現政権、特にスシ氏にとっては際立った成果だ」と述べ、「8月17日の外国漁船爆破はイメージ的な意味合いが大きい」と指摘。「摘発は中国に的を絞ったものではなく、処理される漁船の多くはベトナム、マレーシア、タイなどの船舶」と説明している。


現地紙ジャカルタ・ポストによると、2014年10月から今年4月までにインドネシアが爆破処理した外国漁船は176隻に上る。前述の研究員は「インドネシアはこの先も違法操業の取り締まりに力を入れる」との見方を示した。

情報元:Record China

2016年7月21日木曜日

ヤマハ発動機とホンダ、二輪でカルテルの疑い


インドネシアの事業競争監視委員会(KPPU)は19日、ヤマハ発動機とホンダ製オートバイについて、同国内で価格協定(カルテル)の疑いがあると指摘した。カルテルの有無を判断する裁判所に証拠を提出したとしている。

KPPUの幹部であるFrans Adiatma氏によると、両社の現地法人はエンジンの排気量が110―125立方センチメートルのスクーターの価格をめぐりカルテルを結んだ疑いがある。このクラスのスクーターで両社は約97%のシェアを持つという。


ヤマハの現地法人は、疑いを否定。

ホンダとアストラ・インターナショナル(ASII.JK)の合弁会社アストラ・ホンダ・モーターの広報も疑惑を否定した。

KPPUはヤマハ現法幹部の電子メールなどを証拠としてジャカルタの裁判所に提出した。ヤマハとホンダ側は来週、正式な見解を示す見通しという

情報元:ロイター

レオナルド・ディカプリオ、インドネシアに入国禁止!?


世界の環境保全活動に力を入れる俳優のレオナルド・ディカプリオが、インドネシアのパーム油産業が同地の熱帯雨林の破壊に拍車をかけると批判したことで、インドネシアへの入国を拒否される可能性があることを入国管理局のスポークスマンより警告されたという。


 レオナルドは現地時間3月26日、インドネシアに到着し、スマトラ島のグヌン・レウサー国立公園を訪問したという。レオは自身のインスタグラムに、同地に生息する象やオランウータンなどと一緒に写した写真を投稿。「パーム農園の拡大が森林を分断し、象が移動する重要な道を断っている。そのため象の家族たちは食料や水などの供給源を見つけるのが困難になっている」といった内容の長文を掲載して、同地のエコシステムの保全が大切であることを訴えた。


 これを受け、入国管理局のスポークスマンであるヘル・サントス氏はレオナルドに対し、環境保全に対する意見を尊重すると伝えつつ、「彼がソーシャルメディアを通じて扇動や挑発的な発言を続けるようであれば、彼を要注意人物に指定できる」とし、インドネシアへ再入国できなくなる可能性を示唆したという。


 しかしその後、インドネシアのシティ・ヌルバヤ環境林業大臣は、レオナルドが同国への入国を拒否されることはないと明言したという。レオナルドの見解は親身に考えている結果であり、大陣も同じように環境破壊に懸念を抱いているとのこと。今回の一件を踏まえ、レオナルドと共同で問題に取り組む意思があることを明らかにしたそうだ。

情報元:クランクイン

2016年7月20日水曜日

ポケモンGOで軍施設に不法侵入しちゃった


The Guardianの報道によると、インドネシアで「Pokemon GO」をプレイしていた男性が、軍事基地に不法侵入したとして拘束されたという。

 Pokemon GOの人が引き起こしているさまざまな問題の最新事例として、27歳のフランス人男性は現地時間7月18日夜、基地に侵入したところを当局に止められた。Pokemon GOはスマートフォン用のアプリで提供されているゲームで、プレイヤーは電話のGPS機能を利用し、現実世界の各地で収集可能な「ポケットモンスター」(ポケモン)を探し回っている。


 この男性は衛兵らに呼び止められた際、最初は走って逃げたが、その後捕まった。だが、ジョギングしながらPokemon GOをプレイしているうちに意図せず施設に侵入したことが明らかになり、数時間後に釈放された。


 Pokemon GOは現在、各国でリリースが順次拡大している。ただし、インドネシアでは同ゲームがまだ公式リリースされていないにもかかわらず、非正規のルートから利用可能な状態となっている。一方、フランスでのリリースは、先ごろニースで起こったテロ攻撃を受け、「配慮のしるし」として延期されている

情報元:CNET JAPAN

Ponta会員数が1,000万人を突破!!


共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」のサービス運営を行う株式会社ロイヤリティマーケティングは、インドネシアにおけるPontaの会員数が1,000万人を突破しインドネシアにおける最大の共通ポイントサービスとなった事を発表した。


インドネシアにおけるPontaの展開は現地パートナーである共通ポイント事業会社「PT. Global Loyalty Indonesia」と共同で実施している。2015年2月にサービスを本格展開し、2015年12月には700万人を超え、2016年7月11日には会員数1,000万人を突破した。 現在は、 提携会社はミニマート・デンタルクリニック・レストラン・シャトルバス等の10社15ブランドまで広がり、合計で13,135店舗においてポイントサービスが利用可能となっている。また、 Pontaカードを提示するだけで施設で優待や割引が受けられる「キャンペーンパートナー」も22施設に拡大している。


株式会社ロイヤリティマーケティングは、Pontaサービスをインドネシアの人々に愛される国民的サービスとなる事を目指して事業展開を進めていく方針である事を表明している。

情報元:ASEAN PORTAL

2016年7月19日火曜日

国際物理オリンピックで金1個・銀4個獲得!!


インドネシア代表は7月10日から17日にかけて行われた国際物理オリンピックで見事に金メダル1個と銀メダル4個の獲得に成功しました。

「去年の銅メダル1個に比べたら今年の成果はとても良かった」と教育文化省ディレクターのハミド・ムハンマド氏がコメントを残した。

今年のインドネシア代表は、各優等高校生選抜とインドネシア大学とガジャマダ大学の教授達主導で一致団結して挑戦に挑みました。

今年の大会ては世界87カ国から来ており、各国5人ずつのメンバーを構成しており依然としていままで同様、「私たちのライバルは中国であった」とハミドさんはコメントをした。

 大会は大きく2種類あり実験によるテストと理論によるテストだ。各テスト5時間で回答や問題を終えなければなりません。

「今年のインドネシア代表の成績は良く国の誇りです。国は金メダル受賞には博士課程まで・銀メダル受賞には修士課程まで・銅メダル受賞には大学までの学費を今後負担します」とハミド氏。


金メダル受賞者のギルベルト君は「僕にとっては忘れられない機会になりました。世界レベルで金メダルが取れたことと、ついでに旅行もできることができて嬉しかったです。」

情報元:OkeZone (翻訳)

2016年7月18日月曜日

動画:ゴミ収集で貧しい人に無料で食事を


国民の4割が貧困層とされるインドネシアでは、お金の代わりに回収したプラスチックごみを持ち込めば無料で食事をとることができる食堂が開業し、注目を集めています。

この食堂は、ジャワ島中部の都市スマラン郊外のごみの集積場のそばに、ことし1月にオープンしたものです。
インドネシアでは経済成長が続き、豊かさを享受する人が増える一方で、成長の恩恵を受けらない貧しい人たちの多くは、ごみの集積場でリサイクルできるごみを分別し生計を立てています。しかし、プラスチックの廃品が外国から安い価格で輸入されるようになり、個人で集める少量のごみは採算が合わないと、回収業者に買い取ってもらえなくなりました。


そこで、40年以上ごみを集めて売る仕事をしていたサリミンさん(55)はことし1月、ごみを回収する仲間たちが無料で食事をとることができる食堂を開業しました。食堂ではおよそ20キロ、日本円にしておよそ60円分のプラスチックごみと引き換えに食事を提供し、サリミンさんは客から集めたごみを業者に売って食堂の経営資金に充てています。


貧しい暮らしを続けながらごみの回収をしている人々の支援につながる、サリミンさんの食堂は共感を呼び、調理場の燃料は、ごみの集積場で出るメタンガスを市役所から無償で供給してもらえるようになりました。
また地元の食品会社も、ごみとして回収した食品の包装紙などを使って、かばんに装飾を施して売り出すリサイクル商品のアイデアをサリミンさんに提案するなど、取り組みは広がりを見せています。
サリミンさんは「仲間たちが幸せになれるように、プラスチックを使った取り組みを大きくしていきたいです」と話しています。

情報元: NHK News

先進国を差し置いて急成長するインドネシアのARスタートアップたち

このほど米国シリコンバレーで開催されたAR(拡張現実)の祭典「Augmented World Expo」(AWE)で、インドネシアの会社が先進国のライバルたちを差し置いて賞を獲得した。

 インドネシアのAR & Coは、そのAR技術を駆使したモバイルアプリ「Flying Farm」で、ベトナムのとあるミルクブランドの売り上げを19%も上昇させた。その実績により、AWEにおけるベスト・キャンペーン部門を受賞したのである。


彼らがこの賞を獲るのは実はこれが初めてではない。2015年度も、ナイジェリアの大統領戦でムハンマド・ブハリを勝利に導いたことで受賞をしている。その時、彼らが作ったのは、スマホの画面をブハリの写真や政党ロゴに向けるだけで、彼の大統領候補としての抱負がわかるモバイルアプリだった。

 さらに、それに先立つ2013年には、英国の経済誌The New Economyが定期的に選出する革新的企業40社(i40)のリストに初の東南アジア企業として堂々と入っている。


■インドネシアで初めてAR事業を展開し急成長

 AR & Coはインドネシアで初めてAR事業を展開した会社で、ジャカルタにて2009年に設立。現在はアジア最大のAR技術企業として、インドネシア国内はもちろん、シリコンバレー、バルセロナ、シンガポールにもオフィスを構え、世界17カ国ものプロジェクトを手がけている。

 AR & CoのホールディングカンパニーであるWIRのチーフ・ビジネス・デベロップメント・オフィサーのピーター・シアラーさんは、「インドネシアの我々が世界で勝負できる秘密は、欧米に引けをとらない品質を低予算で実現できることだろう」と語っている。

 このWIRが、AR & Co以外にも次々とテクノロジ、主にARをベースにしたスタートアップを生み出している。WIRは同じ志を持った6人の若者が集まって作った会社で、社名は「We Indonesia Rocks/Rules」の略。世界を舞台に活躍するインドネシア人の誇りを表現している。

 傘下のスタートアップには、たとえば店舗に設置する小さなスクリーンを展開する「DAV」がある。通りすがりの来店者に声をかけたり、宣伝対象の商品をスクリーンにかざすとゲームができたりするなど、インタラクティブに楽しめる広告メディアだ。端末そのものがDAV君というキャラクターの形で親しみやすくなっている。


従来の広告と違うところは、消費者が積極的に店頭の商品を手にとるよう促すことができる点。これにより、どのエリアでどの時間帯に多く商品が手にとられているかといったデータも収集できる。現在、ジャカルタとスラバヤで、地元大手小売店のアルファグループ(アルファマート、アルファミディ、ローソン)と組んで展開を始めている。今後は性別や年齢なども判別できる機能も開発中とのこと。

 そのほかのスタートアップとして、この7月にスタートしたばかりの「Mindstores」がある。ARとVRを駆使した3Dバーチャル店舗で、主婦でも学生でも誰もが100万ルピア(約8000円)さえ払えばスマホ上に自分のショップを持つことができる。


現在、コンビニのアルファマートと提携をしているが、大型のものやアクセサリーなど、店頭ではあまり売られていない商品を主に取り扱っている。売り上げはオーナーへのコミッションやポイントという形で還元される。

■ユニークな経歴をもつ創業者

 WIR創立メンバーであるピーターさんはユニークな経歴の持ち主だ。ジャカルタの高校を卒業後、すぐにオーストラリアに渡り、マクドナルドや工場、レストランの皿洗いなどの仕事を1年半ほど転々とした。そして19歳の時に帰国し、父親の縫製業を1年間手伝ったあと、広告学校に入学した。

 21歳で広告代理店に就職したものの、数カ月で退職。制服専門の縫製会社をはじめ、ケータリング、オンラインのフードデリバリーサービス、レストラン、マジックショップなどを次々と起業。2008年に広告学校で出会ったパートナーとWIRを展開し、現在に至るという。


このような野心的な若い人材の斬新なアイデアと積極性が、インドネシアのAR業界を支えている。 現在ではたくさんの競合が生まれてきているが、この状況についてピーターさんは、「インドネシアにおけるARのエコシステムが育ってきている。我々も、月に最低2回はセミナーを開いて人材を育成している。DAVのコンテンツだって、誰が作ってもいいわけだ」と好意的に受け止めている。

情報元:CNET Japan

2016年7月17日日曜日

グリコのアイス、東南アジアへ


製菓大手の江崎グリコ(大阪市)は、東南アジアでのアイスクリーム事業に力を入れている。1月に海外としては初めてタイで発売し、インドネシアでも年内に販売と生産を始める。グリコのブランドは海外でも知名度があり、成長が見込める市場を開拓する。

 江崎勝久社長は4日、経営方針の説明会で「海外での事業を拡大する」と述べた。なかでも注目されているのがアイス事業だ。


 インドネシアでは現地の食品・日用品大手と設立した工場がほぼ完成し、年内にも約20種類の商品を出荷できる見通しとなった。現地の好みに合わせた色鮮やかなものなどを開発し、価格も抑える。現地大手の流通網を生かして、当面は首都ジャカルタを中心に売っていくという。


 タイでの事業は、生産が追いついていないほど好調だという。「ジャイアントコーン」や「パナップ」など、国内でも主力の商品をバンコク周辺のスーパーやコンビニで販売している。専用のアイスケースも用意して、グリコのブランドを前面に打ち出している。若者らに人気が高く、入荷しても1~2日で完売してしまうことがあるという。

情報元:朝日新聞

2016年7月15日金曜日

女性の王位継承者めぐり騒動 @ ジョグジャカルタ


インドネシア・ジョグジャカルタ(Yogyakarta)のスルタン(イスラム王侯)が見守る中、凝った衣装に身を包み、優雅なジャワの音楽に合わせて踊る臣下たち──実質的な政治的権力を持つインドネシア最後のスルタン、ハメンクブウォノ10世(Hamengku Buwono X)の70歳の誕生日を祝う式典の様子だ。

 これは、インドネシアの小さな王国で数世紀にわたって行われてきた至って普通の光景だが、5月に行われた式典は、これまでのそれとは明らかに様子が違っていた。多くの親族が、出席を拒否したためだ。

 ハメンクブウォノ10世がジョグジャカルタ初の女性君主として、長女を後継者に指名したことに反発した親族らが、式典への出席を拒んだのだ。


 インドネシアのそれぞれの州では、民主的に選ばれた首長が存在し、スルタンはほぼ名誉職的な地位となっている。ジョグジャカルタ特別州のみスルタンが知事を兼務している。

 ここでは現在、男子の嫡子がいないハメンクブウォノ10世が長女を後継者に指名したことで、これまで女性君主が存在しなかったジョグジャカルタの数百年にわたるイスラム教の伝統、そして保守的なスルタン制が覆されかねないとして王族の間に異論が噴出している。

■「おんどり」か「めんどり」か

 ハメンクブウォノ10世のいとこであるカンジェン・ラデン・トゥムングン・ジャティニングラット(Kanjeng Raden Tumenggung Jatiningrat)氏はAFPに対し、「女性のスルタンはあり得ない。王宮にはおんどりのシンボルがあるが、女性スルタンが誕生すれば、それをめんどりに変えるのか?」と語った。ここでは、おんどりは勇気を象徴するシンボルだ。


 同氏はまた、モスクでの儀式やその他の式典は伝統的に男性が取り仕切ることとなっているため、女性スルタンでは無理だとコメントした。

情報元:AFP News

2016年7月14日木曜日

日本文化発信のカフェ開設 @ イオンモール


 インドネシアの首都ジャカルタ近郊(BSD)のショッピングセンター「イオンモール」に25日、日本のエンターテインメントや文化を発信するカフェ「Kawaiian Cafe」がオープンした。
 同カフェを設置したのは、吉本興業や電通などでつくるMCIPホールディングス。アイドルグループによる歌や日本人のお笑い芸人のパフォーマンスなどを通じ、「クールジャパン」推進のアジアでの拠点を目指す。

ジャカルタ近郊の「イオンモール」にオープンしたカフェで、来場者とポーズを取る日本人のお笑い芸人ら

 MCIPホールディングスは今月上旬、インドネシア人の女性13人のアイドルグループ「Shojo Complex(少女コンプレックス)」をデビューさせた。今後は毎週末にカフェで公演し、日本語やインドネシア語で歌う人気グループに育てていきたいとしている。


情報元:産経新聞

中国独自開発の旅客機、インドネシアが採用


中国が独自開発した旅客機がインドネシアに採用された。中国の航空機リース会社、中国飛機租賃(CALC)は11日、英国での国際航空ショーで中国商用飛行機(COMAC)が開発した旅客機「ARJ21-700」を60機購入する契約を結んだ。香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストが伝えた。


 ARJ21は2014年末に開発を完了し、今年6月28日に中国の国内線で商業運航を開始した。90人乗りでこれまでに18社から308機の発注があった。今回の契約はARJ21の単一契約案件としては最大で、金額は23億ドル(約2400億円)に達する。


 CALCは今回ARJ21を一括購入したARJ21をインドネシアのチャーター機航空会社にリースする。リース先の社名は公表されていないが、同社が運航する旅客機は全てARJ21になるという。

情報元:Chosun Online

2016年7月13日水曜日

バティック・カーニバルがソロで近日開催


インドネシア政府は、ジャワ島のソロの伝統文化などを紹介する「ソロ・バティック・カーニバル2016」を7月22日から24日の日程で開催する事を発表した。


インドネシア政府は、ジャワ島の中心部に位置する古都ソロの伝統文化・伝統芸能を紹介し観光地としての知名度を上げる事等を目的とした「ソロ・バティック・カーニバル(Solo Batik Carnival)」を定期的に開催しており、今回で9回目の開催となる。インドネシアのバティックはろうけつ染めで染められた布であり、ユネスコの無形文化遺産にも指定されている。このバティックは、クリス(短剣)、ガムラン音楽、伝統のランプ、古代の宗教寺院などと並び貴重なジャワの遺産である。


2016年の今年は、『ジャワの貴重な至宝』をテーマとして開催される。ソロの伝統のバティック芸術の素晴らしさを幅広く紹介するため、バティック・アーティスト達による作品が紹介される。オープニング・セレモニーが初日にスリウェダリ・スタジアムで行われ、グランド・パレードは7月24日に行われる。ファッション・バザーと展示会は22日から24日の間にフォート・バステンブルグで実施される予定。


情報元:ASEAN PORTAL

2016年7月12日火曜日

地元を支援するレストラン in Bali

■地産地消で、地域産業を支援するレストランが話題

 世界有数のリゾート地として知られているインドネシアのバリ島。空港から車で2時間ほど走った森林地域・ウブドは比較的気候が涼しく、自然やオーガニック、エコなどに関心の高い人たちが世界各国から多く訪れ、中心地のメインストリートにはカフェやレストランが軒を並べる。

 そのエリアに、2011年11月のオープン以来、予約がとりづらい店として注目を集めているのが、レストラン「ロカヴォレ」(LOCAVORE)。店名の「ロカヴォレ」とは、アメリカやヨーロッパではすでにトレンドになっている言葉で、「local (地元)」と「vore(~食動物)」を組み合わせた造語。「地元で取れた食物を食べる者」という意味で、彼らが目指しているミッションそのものでもある。「Modern Cuisine, Local Produce(モダンな料理を、地元の生産で)」という店舗独自の経営哲学を掲げ、レストランで使う食材の95%を地元産とし、100%オーガニックな食材で賄っている。


 「おいしい料理を提供したい」という強い信念を持つシェフのエルケ・プラスメイジャー氏とレイ・アドリアンシア氏、レストランマネージメントのプロであるアディ・カルマヤサ氏の3人が共同オーナーとなっており、地元の農家や漁師と契約して食材を購入することで、地元産業の収入と雇用を支援。そのほか、自宅にも自家菜園を作るほどのこだわりようだ。


 また、食材だけにとどまらず、食器やインテリア、家具もすべて地元の職人たちの工芸品を使用してサポート。川の流木や石を使って作られた皿、空き瓶を加工して作ったグラスなどを使い、自然と調和するバリ島らしさを表現している。


 同店のメニューは、月替わりのコースメニューのみ。通常メニューとベジタリアンメニューの2つから選べ、それぞれ5品(450,000ルピア=約4,500円)と7品(475,000ルピア=約4,750円)のコースを用意。そして、4種のアミューズと、4種のデザートが無料で提供されることからも、地元食材をゲストに楽しんでもらいたいという気持ちが伝わってくる。注文したコース料理以外に、アミューズやデザートがどんどん来店客のテーブルにサーブされると、そのサプライズに客の表情は笑顔でいっぱいになる。食後には、料理のおいしさに感動した客が拍手することも多いという。


 食材から食器、インテリアまで地元産にこだわりながら、高級リゾートらしい優雅さも演出する「ロカヴォレ」。バリ島だけでなく、東南アジア全体のこれからのレストランシーンをリードする存在だ。



SHOP DATA

    ロカヴォレ(LOCAVORE)
    Jl.Dewi Sita, Ubud 80571
    Bali, Indonesia
    http://restaurantlocavore.com/ 


情報元:ぐるなび Pro

州開発の不満情報アプリ「Qlue」

インフラの不備を可視化するアプリ

ジャカルタ州政府が開発した情報アプリ『Qlue』は、爆発的にユーザー数を伸ばしつつある。

インドネシアは、インフラの脆弱性が長らく指摘されていた。壊れた道路がいつまでも整備されない、街の片隅がゴミ溜めと化している等々、とても一国の首都とは思えない光景があちこちで繰り広げられている。

そこでジャカルタ州は、市民からのインフラ不備に関する通報を可視化することにした。



『Qlue』には亀裂の入ったアスファルトや停電の原因などの写真が、市民から投稿されている。そしてそれらを全世界のユーザーがシェアすることにより、「ジャカルタのインフラ再整備待ったなし」という状況に自らを追い込むのだ。


■都市計画と官僚主義

ジャカルタでは、毎年1月から2月にかけての時期が最も困難を要する。

なぜならこの時期は雨季で、排水機能が充分でないジャカルタはたびたび冠水の被害に見舞われる。雨水を効率よく処理するというシステム自体が、まだ備わっていない。

そうしたことはすでに何年も前から叫ばれてはいるが、インドネシアの官僚主義がインフラ改善を阻害していたという面もある。

情報元:FUTURUS

2016年7月11日月曜日

インドネシア人専用の日本情報サイト「NOREN」を開設


■開設背景
現在、人口2億5千万人を突破したインドネシアは、平均所得も年々上昇し、生産国としてだけではなく消費国としての存在感を増してきている。その中で2015年のインドネシア人訪日者数が前年比約30%増、2016年は2月度まででも前年比約45%増で推移(日本政府観光局(JNTO)調査)しており、観光ビザの取得要件の緩和などもあり訪日旅行需要が拡大している。また今後はビジネスでの訪日ニーズも高まることが予想されており、今回「訪日インドネシア人向け情報」に特化した専用Webサイトを立ち上げることとなりました。
「NOREN」サイトでは単なる情報発信だけではなく、利用者からの様々なニーズに対応すべく専用メールアドレスを設置し、訪日に関連する疑問や問題などに対応してまいります。


 ■「NOREN」サイト概要
1.在日インドネシア人が配信
日本に居住するインドネシア人が、日本に住んでいるからこそ知りえる日本のローカル情報や最新情報をインドネシア国内向けに配信します。Fantasia内には在日インドネシア人が複数在籍しており、彼らの経験や感性を反映させたメディアとなっています。

2.インドネシア人専用の有益な1対1の日本の最新情報
全世界に向け、多言語に翻訳された日本国内情報ではなく、インドネシア人のみに向けて情報を発信します。例えば記事内容は「日本に旅行したら行くべきレストランBest10」ではなく「ジャカルタっ子が行くべき東京のレストランBest10」といった風に、各記事がインドネシア人向けになっています。また、インドネシア人の約80%を占めるイスラム教徒への配慮がなされた内容となります。


3.完璧なインドネシア語
自動翻訳や教科書的な文章ではなく、インドネシアで実際に使われている言葉なども交えながら、より多くの情報に対してリアリティをもって正しく伝えることに重点をおいているため、すべての記事をインドネシア人マネージャーの監修のもと、在日/在インドネシアのネイティブインドネシアンが翻訳をおこなっています。

4.Web媒体をベースに2国間の関係強化
今後は、日本国内メディアとも連携しより多くの日本の情報を正確なインドネシア語でスピーディーにインドネシアに向けて発信する準備を進めています。
また、「NOREN」を通じて発生する新たなビジネスニーズに対して、Fantasia合同会社が持つインドネシア経済界とのネットワークを活用し、新規事業開発の支援業務をおこないます。正式なサービス開始前ですが、既に自治体や大学、医療・介護業、飲食業、ウエディング業などの事業者より支援依頼が入っています。

サイト:NOREN

情報元:PR Times

『僕がインドネシアにこだわる理由』


『みんなのインドネシア』を閲覧している方々にも、私のことを知っている人は多分いると思います。
私のような高卒の風来坊上がりが、小生意気にもインドネシアについての記事を書いて「フリーライター」と名乗っています。どこかの企業の駐在員だったとか現地採用社員だっとかいうわけでもなく、家族の誰かがインドネシア人というわけでももちろんない。「ただの男」に過ぎない私が、なぜこうもインドネシアに関わり続けているのか?
実際、いろんな人によく質問されます。「君は何でインドネシアに居着くようになったの?」と。
それを説明するには、まず私の過去を打ち明ける必要があります。


私は劣等生でした。中学卒業時の偏差値が40という有様で、どうにか高校に入学してからも成績はいつも最底辺クラス。特に「ノート提出ができない」という欠点がありました。
私は、他人の書いたことを写すのが苦手、というよりまったくできません。今でもそうです。だからこそ、物書き稼業という商売で食べているのかもしれませんが。
そんな私が当時熱中していたのは、総合格闘技。あの頃は桜庭和志選手がPRIDEで大活躍していました。打撃ではなく寝技で名だたる強豪を撃破する桜庭選手に、私はすっかり虜になりました。
「ああ、僕も桜庭みたいになりたいなぁ」
そんな考えで私は、小田急沿線にあった『総合格闘技錬成塾』という道場に入門しました。経営者は、サブミッションの第一人者である梶泰章先生です。
はっきり行って私の身体は、アスリート向きではありません。どんなに練習しても大した実力なんか身につかず、スパーリングではやられてばかり。けれど、そんなことはどうでもいいのです。「格闘技をやっている」、「桜庭選手と同じことをしている」というだけで、私は満足でした。
「格闘技なんかで生計が立てられると思うのか!」
説教しか口にしない大人たちが何と言おうと、私はマットの上に立つのが楽しくて仕方ありませんでした。いえ、私だけではありません。当時は空前の格闘技ブームで、若い練習生がたくさんいた時期です。道場の誰もが、明日の勝利のために厳しい練習で汗を流していました。
私たちの未来の姿は桜庭和志であり、佐藤ルミナであり、PRIDEであり、プロ修斗でした。「たかだか格闘技なんかに」と、何も知らない大人たちは私たちに後ろ指をさします。当時はデフレ経済がいよいよ長引き、誰もかれも「安定した職場探し」に右往左往していました。そんな中で飯のタネにならないことをやっているティーンエイジャーなど、「社会人」と呼ばれる人種の目からは馬鹿そのものに見えていたのでしょう。
それでも、私たちは戦いの中で夢を見ていました。


ここまで大好きだったはずの格闘技なのに、私が高校を卒業すると徐々に熱が冷めていきます。
高校卒業と当時に、私は両親の実家のある静岡市へ移り住みました。そこで長いことフリーターをして、その後アジア各地をブラブラと回る風来坊へ。自分は明らかにロクデナシの道を歩んでいると思います。
そんな旅の途中で私は、インドネシアでも総合格闘技やグラップリングが行われているということを知りました。
日本では2000年代前半の格闘技ブームが過去の出来事となり、選手の高齢化も一気に進みました。キックボクシングでもプロ修斗でも、今や40代の選手は珍しくなくなっています。もちろん高齢選手の活躍はいいことなのですが、問題はそれに続く若手が少ないということ。
日本のマット界は、15年前よりも明らかに衰退しました。それが目に見えて分かるようになると、私自身の格闘技への情熱も次第になくなっていったのです。
ですが、インドネシアは違います。そこで繰り広げられる光景は、まさに私がかつて接していた「あの頃」です。
これは単なる懐古主義と言われればそれまでですが、ともかくこの国では若いファイターが大活躍しています。
三十路を迎えたロクデナシ男がもう一度エキサイトするのに、この上ない環境です。


中央ジャカルタにあるクレコット地区に、地元ファイターのマックス・メティーノ先生が経営する『Dojo Krekot』があります。ジャカルタ滞在中の私は、そこでお世話になっています。
マックス先生はジャカルタ特別州のバスキ・プルナマ知事の従弟で、社会的地位のある家庭の出身。そしてそのような先生の道場で練習するティーンエイジャーを説教しようという大人は、まだ一人も見かけたことがありません。
インドネシアは、実はかなりリベラルな国です。イスラム教徒の女性も格闘技のジムへ通っています。その理由はダイエットだったり、護身術の習得だったり。特に2012年、インドのデリーで悲惨な強姦事件が発生した時は、インドネシアの女性にも「強くならなくては」という意識が芽生え護身術教室の需要が広がりました。
これだけ見ても、インドネシア人は日本人よりも遥かにアグレッシブだということが分かります。そして格闘技という種目は、アグレッシブな人が少なくなれば廃れてしまうものでもあります。今の日本がそうであるように。
この記事を書いている今も、私の頭の中は格闘技のことだけでいっぱいです。結局私は、梶先生の道場にいた時から「社会人候補生」の道を外れて「格闘技の子」になってしまったのでしょう。でも、それでまったく問題はありません。私は物心ついた時から格闘技が大好きだったのですから。
私は今夜も、クレコットの道場に向かう予定です。


澤田真一(さわだ・まさかず)
フリーライター、グラップラー、アマチュアキックボクサー。175センチ86キロ。各webメディアで経済、スポーツ、グルメ、カルチャー情報記事などを執筆する。
https://www.facebook.com/masakazu.sawada